スナオナシュキ

素直になりたい:30代男性(自営業)

言葉のスタイリスト

空前のハムスターブームが終わろうとしている。 

あんなにクルクル回って吹っ飛ばされるおドジなハムスターが、もしかして狙って吹っ飛ばされてないか?ちょっと今の顔、ああざとくない?と疑うようになってしまったらもう終わりだ。

そろそろハムスターと検索するのもやめようと思っていた矢先、とても無視できないキーワードが出てきた。

 

「ハムスターを飼うメリット」 

 

ものすごい違和感が僕を襲った。なんだか居心地の悪い違和感だ。 

 おそらく「メリット」という言葉のせいだろう。 ネットで良く見かける「メリット」「デメリット」というワード。 これは検索で良く使われるため、タイトルに無理矢理ねじ込まれる場合もある。 僕もライティングの仕事をわずかばかりだが、やらせてもらったことがあるが、タイトルで使われるワードに縛りがあるときがある。 

メリットデメリットもその一つで、「〜したい時の◯◯の方法」なども縛りの一つ。 

つまりSEO対策。 

だから分かる、分かるんだけど、 生き物とメリットをつなげるのなぁ、あまり良いイメージは沸かない。 個人的にはビジネスライクなイメージを感じて、とてもじゃないけど生き物には合わない。 

 

春のアラサーがトレンチコートとスニーカーを合わせるように、夏のアラフォーが白シャツにサンダルを合わせるように、言葉にもスタイリングが必要なのだ。

 

ハムスター飼う事について知りたいのならば、メリットデメリットではなく、飼い方そのものを勉強すれば良い。メリット=ハムスターの魅力という形で、デメリット=注意点という形で記載されている事だろう。

 

とは言っても、表現する事は自由なので、ダメだとは言わない。服も言葉も基本的には個人の自由だからだ。ただ、服にはスタイリストというコーディネートの専門家が職業として成立しているのに、言葉にはスタイリストという職業はまだない。

 

いや、編集者やWEBコンテンツのコンサルタントがそれにあたるのか?

 

とにかく、自分が文章として公開しエビテンスを残しておきたいのは「言葉のスタイリスト」というキーワードだ。そのためにハムスターを利用した。ハムスターの諸君、本当に申し訳ない。

 

女性誌あたりが好きそうじゃないか、こういう言葉遊びは。

 

今後、”言葉のスタイリスト”を名乗る人がいたら猛抗議してやる、と思って検索したら49万件もヒットした。もうネット嫌だ。google様は大好き。なにしても、大抵の事は誰かが先にやってる。もう嫌だ。でもgoogle様は大好き。